経済

ファミリーでは、分かち合いと共有の精神を基本とした経済を営んでいます。

組織

生活共同体としての木の花ファミリーは、任意団体です。

事業母体として「農事組合法人木の花ファミリー」を運営しており、事業収入の大部分を占める農産物の生産、販売を行なっています。ファミリーのメンバーは大半がこの法人の組合員であり、法人の利益は組合員全員に平等に配当されます。

なお、農業生産と関連のない一部の販売事業は任意団体で行なっています。

また、関連団体として「非営利活動法人ぐりーんぐらす」を運営しており、心のケアや農業や環境に関する啓発活動、教育・研修事業や国際交流事業、地域の便利屋事業、古紙回収事業などを行なっています。

ファミリーの経済の仕組み

ファミリーの経済の仕組み

事業収入

主な収益事業としては、下記のものがあげられます。

  • 農産物の販売(農事組合法人)
  • 旅館の運営(農事組合法人)
  • 便利屋業、教育研修(NPO法人)

個人資産と生活費

ファミリーのメンバーは、それぞれ以下の方法で収入を得ています。

1. 農事組合法人からの配当金
2. ファミリー外で得た収入(給与など)
3. 年金収入(高齢者)
4. 雑収入(講演料など)

ほとんどのメンバーは、農事組合法人の配当金によって収入を得ています。少数のメンバーは、ファミリー外での労働により給与収入を得ています。また、高齢者は年金収入を得ています。

これらの収入は、個人資産となります。メンバー全員がこの個人資産から収入に応じた生活費を拠出し、子どもも含めたファミリーメンバー全員の生活がこの費用で賄われます。

2013年の生活費は合計で1,900万円、メンバー1人当たり約25万円でした。この金額で、約80名のメンバーの生活費の全額が賄われました。

経済的な平等

前述のとおり、メンバーの収入源はさまざまであり、それぞれが個人資産を保有しています。その上で、すべてのメンバーがこれらの個人資産をファミリー全体の共有資産であると認識しています。

メンバーの意識の上ではファミリーの経済は一つであり、すべての収支をみんなで把握しています。資産の運用は、常に全体で検討しながら行われます。

このことは、特定の制度によらず、自発的な善意による資産の完全な共有がなされ、メンバー全員の経済的な平等が実現されていることを表しています。

お金の心配がいらない暮らし

お誕生日にはみんなでお祝い!

お誕生日にはみんなでお祝い!

日々の暮らしの中で、必要となるお金は全体の生活費から支払われます。よって、ほとんどのメンバーは自分の銀行口座の残額を意識せずに暮らしています。大きな買い物は、ファミリーみんなで相談して決めます。子どもの教育費や医療費といった費用も、すべて全体の生活費で賄われます。

「お金の心配」という現代社会の代表的なストレスから解放されて、ファミリーのメンバーは大きな安心の中で暮らしています。「自分だけのお金」という思いを手放すことで、みんなのお金が自分のお金になるのす。

経済に関連する考え方については、「木の花ファミリー憲章」の経済についての章も合わせてお読みください。