━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
<毎月1日発行> http://www.konohana-family.org
■ ■ ■ ■ 木の花ファミリー通信 Vol.30 2010年2月 ■ ■ ■ ■
発行:木の花ファミリー/特定非営利活動法人 青草の会
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
「変革の年」のスタートから早一ヶ月。
密度の濃い時間の流れるファミリーですが、
新たなプロジェクトが立ち上がったり、
同じ想いをもったさまざまな方々との出会いがあったりと、
毎日のように変革が起こっているかのようです。
変化を楽しむコツは、明るい未来を信じて、
流れに身を任せきること。
さあ、まずは大きく深呼吸して、
ご一緒にこの一ヶ月を振り返ってまいりましょう。
-----------------------------------------------------------------
写真入りの印刷版がインターネット上でご覧になれます!
http://www.konohana-family.org/newsletters/konohana_vol30.pdf
-----------------------------------------------------------------
============================================================================
今月のトピックス
============================================================================
◆◆◆ 「木の花から世界へ」~
中一・須佐乃王の作文が全国コンクールの特賞に ◆◆◆
……………………………………………………………………………………………………
ファミリーの中学一年生、
須佐乃王が書いた夏休みの作文が、
「第38回世界連邦推進全国小中学生ポスター・作文コンクール」
の特賞に輝きました。
すでに学校から知らせは届いていましたが、
先日、地元の地域紙に
大きな記事と作文の全文が掲載され、
みんなで回し読みして喜びました。
このコンクールは
「世界の国々が互いに独立を保ちながら、
地球規模の問題を扱う
ひとつの民主的な政府をつくること」を目的とした
非営利組織「世界連邦運動協会」が主催したものです。
コンクールの目的として
「人類の一員として意識をよびさますこと」
「人間みな家族、世界はひとつの精神を養うこと」
などが掲げられていましたが、
ふつうに考えるとちょっと抽象的で、
生活に密着した文章を書くのは難しいテーマかもしれません。
でも、ここは
「地球がひとつの家族になること」を目指して、
日々の暮らしの中で実践している木の花ファミリーです。
「僕らの生活なら、そのまま書けばテーマ通りだね」ということで、
須佐はファミリーの生活ぶりや有機農業や環境への取り組み、
そして心身のケアなどについて綴りました。
「世界人類がみな家族になること」。
理想として語られることは多くあっても、
実現が難しいそのテーマを現実のものとするには、
どうしたら良いのか。
私たちが社会に向けて提示し続けているこの生活の意義を、
須佐は作文の締めくくりで見事に表現してくれました。
「ぼく達にできていることは、
他の国の人々もこの暮らしができるんじゃないかなと思います」
須佐は2月に東京で行われる表彰式に出席します。
「地球家族」を目指す木の花ファミリーに生まれ、
みんなの愛情に包まれて育った須佐。
彼の存在は、その場の人々に
どんなメッセージを伝えてくれるでしょうか。
(いさお)
(以下、作文の全文です)
「木の花から世界へ」 野田須佐乃王
ぼくは、静岡県の富士宮市にある
木の花ファミリーというところに住んでいます。
木の花には、57人の人が暮らしています。
年齢層は、0歳の赤ちゃんから70歳のおばあちゃんまでがいます。
大人は43人、子供は14人です。
木の花では、有機農業で自給自足をしています。
大人の人にはいろいろな役割があります。
農作業や事務仕事、食事作り、家事、家庭教師などです。
木の花では、野菜を110種類、お米を10種類作ってます。
その他に、にわとりを860羽飼っており、
卵をにわとりさんからいただいています。
ヤギやハチも飼っており、
おいしいミルクとハチミツがしぼれます。
しょうゆやみそも作っており、
きゅうりや白菜、大根、かぶなどを使って
つけ物なども作っています。
自給自足の良い所は、環境に良いこと、
旬のおいしい野菜が食べられることです。
ぼくは学校の給食よりも
木の花での食事のほうがずっとおいしいと思いますし、
57人の家族の人と楽しみながら食べれることが気にいっています。
木の花では、野菜やお米を作るのに、
農薬や化学肥料を一切使いません。
農薬などを使わない理由は、まず環境や生き物、体に
害をおよぼさないようにするためです。
農薬を使わないと、生態系が豊かになり、
虫を殺さなくても、作物が健康に育ちます。
木の花では、環境を汚さないために
洗剤やシャンプーを使いません。
他にも紙とゴミを分別したり、
トラックをテンプラ油で走らせたりしています。
有機農業や自給自足が環境にいい理由は、いろいろあります。
たとえば、有機農業では
農薬などを使わないため環境をよごしません。
また、自給自足では、近くで作物を育てるため、
遠くの地域や外国からトラックや飛行機で運んでくるのと比べて、
ほとんど石油を使わないのです。
多人数で暮らすと
お金があまりいらないという利点があります。
ガスや水、電気代が節約できます。
また、自給自足をしている木の花では、
食費がほとんどかかりません。
木の花では、一日の自分達の行動の反省などを
毎日家族と話し合います。
この話し合いをすることにより、
子供や大人一人一人の心を育てて
助け合いができる人にしていきます。
良かったことや悪かったことについて
他の人からアドバイスをもらったりもしています。
ミーティングを続けていけばみんなの心がきれいになり、
どんどんそれが広がれば
世界が平和になっていくんだろうなと思いました。
木の花には、
日本の人や外国の人が農作業をしたいと来たり、
心や体のケアのためにたいざいしたりします。
ケアでたいざいしたほとんどの人が、
健康になって卒業していきます。
また、木の花のメンバーに入りたい、という人もいます。
ぼくは、木の花ってすごい有名だなと思いました。
ぼくは、平和に2つの意味があると感じています。
まず、1つめは、
戦争がないけれども自分さえよければいい、
それが平和だと思っている人が多いことです。
2つ目は、
争いや戦争がなくなり世界人類がみな家族になることです。
ぼくが、この世界連邦推進作文を書いて思ったことは、
まず、みんなが心をきれいにしなければならないということです。
まだまだ世界人類をみんな家族にするのは難しいと思います。
でも、木の花では、みんなが家族になるという難しいことが
50人でもできています。
ぼく達にできていることは、他の国の人々もこの暮らしが、
できるんじゃないかなと思います。
一人一人が自分のことばかり考えるのではなく、
みんなのこと、世界のことを考える気持ちが
持てるようになればいいと思います。
この作文をつうじて、木の花ファミリーの生き方を
世界中に広げていきたいと思います。
◆◆◆ 「エコビレッジ・ジャパン・ネットワーク」発足、
みちよちゃん共同代表に ◆◆◆
……………………………………………………………………………………………………
ファミリーで「変革の年」と名付けた今年は、
エコビレッジの世界でも多くの動きが起こってきそうです。
1月25日、日本国内のエコビレッジや
その推進に関わる団体が連携し、
共同で調和した世の中づくりに取り組むことを目的とした組織
「エコビレッジ・ジャパン・ネットワーク(EJN)」が正式に発足しました。
2月15日に記者発表が行われます。
ファミリーはエコビレッジとしてEJNに加盟するとともに、
私(古橋道代)がNPO法人ビーグッドカフェ代表のシキタ純さん、
日本大学教授の糸長浩司さんとともに共同代表に就任しました。
いさおちゃん(吉越勲)も事務局スタッフとして
運営の実務に携わります。
また、ファミリーが運営に関わっている
エコビレッジの推進団体「いのちの村ネットワーク」もE
JNに加盟しました。
私は国際的なエコビレッジ推進組織である
「グローバル・エコビレッジ・ネットワーク(GEN)」の
アジア・オセアニア地区副代表も務めていますが、
EJNに「国際活動部会」を設置、
東京在住メンバーの「さのっち」こと
佐野淳也とともに活動を展開したいと考えています。
(みちよ)
◆◆◆ 「ひまわり」「木の花庵」ただいま工事中! ◆◆◆
……………………………………………………………………………………………………
ファミリーのふたつの施設、
「おひさまハウスひまわり」と「木の花庵」を廊下でつなぎ、
同時に厨房を増築する改装工事を進めています。
この工事を経て、旅館業法に基づく
正式な宿泊施設としての許可を取得予定です。
工事は地域の工務店さんにお願いしていますが、
自分たちでできることは積極的にやろう、ということで、
まずは基礎をみんなで作っています。
基礎工事の職人経験のある
「ひろっち」こと田中宏之さん(ファミリーに長期滞在中)、
前職が工事現場の監督だったファミリーのこまねち、
そして田んぼ隊のメンバーが中心となって作業中です。
(いさお)
============================================================================
プロジェクト
============================================================================
◆◆◆ みろくビレッジプロジェクト ◆◆◆
……………………………………………………………………………………………………
京都府綾部市の奥上林地区を候補地とした
エコビレッジづくりのプロジェクト、
「みろくビレッジ」では
昨年11月から地域の方々に
プロジェクトについてご理解いただくために、
市の担当者の仲介のもと、
地域自治会の会合の場をお借りして
説明の機会を設けてきました。
移住の実現に向けて
市の担当窓口や地域の方々の
ご尽力をいただいている状況ですが、
現時点では地域住民の方々に
必ずしも十分なご理解をいただけていないと
認識しています。
このため、プロジェクトでは
今春の移住を目標としてきましたが、
まずは地域住民の方々の
十分なご理解をいただくことが先決であると判断、
地域の方々にそのようにお伝えしました。
ご理解いただけたと判断した時点で、
再度移住を検討したいと考えています。
なお、「ひろっち」こと田中宏之さんを中心とする
プロジェクトメンバーは
11月からファミリーに滞在して
研修プログラム「ESP」に参加、
エコビレッジの暮らしに関わる
さまざまなスキルを習得中です。
メンバーは当面、ファミリーへの滞在を続け、
さらに多くの学びを重ねていく予定です。
(いさお)
============================================================================
今月のおすすめ!
============================================================================
◆ 冬の定番が今年もやってきました! ◆
◆ 干し芋(にんじん芋・いずみ13号) ◆
◆ 550円(250g)・2,000円(徳用・1kg) ◆
ファミリーの冬の定番商品
「干し芋」が今年も登場しました!
それぞれに個性的な味わいの
「にんじん芋」と「いずみ13号」の2種類をご用意する
ファミリーの干し芋は、
毎年「待ってました!」とまとめ買いされる方が
たくさんいらっしゃる人気商品なのです。
冬の間、干し芋職人として活躍する
メンバーのみかちゃんがお芋を釜戸でじっくり蒸し、
ていねいに手作業でスライスして、
天日干しにして作ります。
原料のお芋はもちろん
化学肥料・化学農薬を一切使用しないファミリー育ち。
鮮やかなオレンジ色からその名前がついた
「にんじん芋」の干し芋は、
そのままで食べてもしっとり柔らかで、
豊富なベータカロチンも大きな特長です。
「いずみ13号」は強い甘みとこく、
ねっとりした食感が持ち味で、
生産量が少ないため「幻の干し芋」とも呼ばれています。
健康食としても、ぜひご賞味ください!
============================================================================
ファミリー紹介
============================================================================
◆◆◆ あっちゃん(川崎敦子) ◆◆◆
……………………………………………………………………………………………………
もうすぐメンバーになって2年になるあっちゃんは、
ファミリーのメンバーになる前から
「皆も楽しく自分も楽しく、皆と共にある暮らし」
というイメージを持っていたそうです。
そんなあっちゃんはファミリーのテレビ放映を見て、
「自然と共にあり、心を磨く生活が実践できる」と、
10年続けていた看護師から皆と共に暮らす道を歩み始めました。
メンバーになった当初、
力持ちで体力に自信があるあっちゃんは
畑作業で重宝されていましたが、
全体の役割分担の流れで子育てを担当することになりました。
「そもそも子供が苦手だったから、
私にできるの?って拒否反応が出たの」と
今では笑いながら話すあっちゃんですが、
初めの頃はただただ子供の様子を見張っては怒ってばかりでした。
部屋を汚くしたら怒る、自分の思い通りにしないと怒る、
そんなあっちゃんは「あっちゃんはいつもいばってる」と
4歳のみこに言われたことをきっかけに、
自分の姿勢を振り返るようになったそうです。
「その後もいろいろなできごとをいただきながら、
いつの間にか子供に対する苦手意識もなくなっていたの」
と話すあっちゃんは、
周りから「楽しみながら子育てしているね」
「心にゆとりができて安定してきたね」
と言われるようになりました。
「信じてやり続けることが大事だなって。
目の前にいろいろなことがあったとしても、
相手を想い、相手の成長を信じて接することを心がけています。
今は、子供に限らず
皆が楽しく生きていけることを願っています」
子育てをしながら子供たちに育てられてきたあっちゃんは、
「皆も楽しく自分も楽しく、皆と共に暮らす」という夢が、
いつの間にか実現していたことに気づいたのでした。
あっちゃんのまわりからは、
今日も楽しくにぎやかな子供たちの笑い声が聞こえてきます。
(ようこ)
============================================================================
今月のおすすめレシピ
============================================================================
実はイモの仲間ではなく
キク科の植物である菊芋は、
イヌリンという血糖値を下げる効果のある
多糖類を豊富に含み、
糖尿病によい食べ物としても知られています。
ほのかな甘みとシャキシャキした歯触りが特徴で、
きんぴらなどにしてもおいしいです。
ファミリーの地元、富士宮市では
この菊芋を有機栽培して地域おこしの目玉にしよう、
というプロジェクトがあり、
ファミリーも全面的に協力しています。
▼▲▼ 菊芋ハンバーグ ▼▲▼
[ 材料 ](4人分)
菊芋 ………… 300g
ねぎ ………… 50g
小麦粉 ……… 30g
塩 …………… 小さじ1/2
卵 …………… 1/2個
サラダ油 …… 適量
[ 作り方 ]
1. きれいに洗った菊芋を
フードプロセッサーで刻み、ボールに入れます。
2. みじん切りにしたねぎ、塩、卵、小麦粉を入れて混ぜ合わせ、
丸めて形をととのえます。
3. フライパンにサラダ油をひいて、両面を焼き上げます。
============================================================================
【 ご案内 】写真入り印刷版をお読みになりたい方は
============================================================================
木の花ファミリー通信は、メールマガジン版のほか、
読みやすい写真入りの印刷版も制作しております。
ご希望の方は、事務局までお申し込みください。
送料として年間1,000円をいただきます。
なお、印刷版(PDFファイル)はインターネット上でもご覧になれます。
http://www.konohana-family.org/newsletters/konohana_vol30.pdf
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■ 月刊ニューズレター「木の花ファミリー通信」Vol.30 メール版 ■
発行年月日/2010年2月1日
編集・制作/木の花ファミリー
☆ 配信停止をご希望の方は、下記のURLにアクセスしてください。
http://www.konohana-family.org/phplist/?p=unsubscribe
木の花ファミリー
418-0114 静岡県富士宮市下条923-1
電話:0544(58)7568/ファクシミリ:0544(58)8015
メールアドレス:info@konohana-family.org
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━